
朧大橋を下から見上げる |
30歳の誕生日を迎えた日に、新世代の会のメンバー二人と、福岡県八女郡上陽町の「朧大橋」を見学して参りました。既に週刊誌などで取り上げられていますが、実際に見に行くと、想像以上で驚愕した。
まずは、私の色眼鏡でご紹介する前に上陽町のHP内の関係ページ(↓)を参照して欲しい。
http://www.joyo-town.jp/Oboro_Bridge/top.htm
上陽町の中心街から、すれ違うのもやっとの山道を8km程登って行くと、突然目の前に、とても立派な橋の欄干が姿を現した。まるで、途中の鬱蒼とした木々に囲まれた道のりが、この朧大橋の存在感を際立たせるための演出であるかのようである。

橋の袂の公園から |

公園にある橋の施工法に関する説明の看板
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今年3月に完成した朧大橋は、八女郡部と久留米都市圏とを結ぶために建設された橋。ただ、橋を結ぶ道路はほとんど整備されていないため、今はまだ、橋の袂に完成した「ふるさとわらべ館」と同じく、観光用施設としての役割を果たすのみである。
私は専門家ではないので詳しくは解らないが、朧大橋の工法は素晴らしいらしい。橋は確かに立派で非常に美しい。夜は、橋の両側が光り輝き、とても綺麗であるらしい。

「ふるさとわらべ館」から朧大橋を望む
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誰もいない橋は、さすがに綺麗です
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しかし、この橋には行き先がない。
建前では、上陽町と久留米を結ぶ道路なのだが、橋の向こう側1km位を除けば、道路はほとんど未整備である。町の人たちに聞くと、半分呆れ顔。明らかに、橋を作るための橋。住民の必要性とか利便性とかは二の次である。

橋の向こうには廃校になった小学校があった
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橋を1km程進むと行き止まり |
普通、この手のレポートは、猪瀬直樹風に、採算性とか事業費用とかを踏まえて費用対効果で説明し、「無駄な公共事業だ」と帰結させる場合が多いが、朧大橋に限っては、そのような議論は無意味である。何故ならば、一目瞭然だからである。それぐらい、この橋が持つインパクトは大きい。
朧大橋は、私に、いくつかのことを教えてくれた。

この道は、未来へと続いているのだろうか? |
偉い政治家が考える「ふるさと」と、そこで暮らす人たちが思い描く「ふるさと」は明らかに違う。そして、必要だろうが必要でなかろうが、偉い政治家が「橋を作れ!」と言うと橋はできる。勿論、橋に限ったことではない。
別にこの手の話は、全国どこにでもある。そして、いつも「均衡ある国土の発展」
という言葉で説明される。
しかしだ、これから先もこんなことを続けるのか、それとも、一回立ち止まって、本当に必要なのかを考えるのか、選択肢は二つである。
朧大橋を語る時に、紋切り型の公共工事批判や箱もの行政批判はいらない。一人でも多くの人に、この橋を訪れて頂き、この国の政治の現状を感じてもらいたい。
私は、行く先のない橋を架けるのではなく、未来への橋を架けたい。
そして、未来への橋へ続く道は、21世紀に責任を持って生きる、私達自身の中にこそある。
【参考画像】 朧大橋(photo by nobuyoshitaka)
http://photos.yahoo.co.jp/oborooohashi
(追記) このページの冒頭で「上陽町のHP」をご紹介し、URLの記載及び同URLへのリンクの設定を行っておりますが、このリンクに関し、9月末に上陽町役場よりメールを頂戴しました。この件に関しては、日記で取り上げておりますので、詳しくは コチラ をご覧下さい。
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